演芸

演芸について

講談、落語、浪曲、漫才などの語り芸(話芸)、太神楽、手妻、紙切りなどの身体表現や手技を中心とする諸芸能、三味線弾き語りの俗曲など音楽系諸芸能など、現在では主に寄席や規模の大小を問わず各地の劇場を活動の場とする芸能を指します。多くのファンを持つ落語は会場を選ばず、独演会なども頻繁に催されますが、一般的には落語を中心に諸芸能がセットで構成されます。最近では落語よりも古い歴史をもつ講談がようやく注目を浴びるようになりました。独自の昇進制度を通過したプロフェッショナルの職能集団と言えましょう。音楽に比べるとアマチュアは僅少です。

とくに熟達した話芸は、脳裏に映像を映し出します。話芸の需要は、夜も明るい時代…退化しつつある想像力への刺激を求める私たちの要求なのかも知れません。

講談

手妻

俗曲

「神楽坂まち舞台・大江戸めぐり」より

「神楽坂まち舞台・大江戸めぐり2013~現在」(主催:アーツカウンシル東京/NPO法人粋なまちづくり倶楽部)は、伝統を受け継ぐまち・神楽坂一帯をステージと見立て、さまざまな伝統芸能との“出逢い”を演出する文化イベントです。普段馴染みの薄い芸能やアーティストと長く続く“ご縁”をご提供できたら…そんな思いと共に、神楽坂の皆様と一体となって形作られてきました。