薩摩琵琶の久保田晶子さんからお知らせをいただきました。
12月10日（土）14：00開演、南青山の銕仙会能楽堂にて、「琵琶 ドンチャンクワラリン」という公演が行われます。 ➡詳細はコチラ
日本音楽集団の皆さまによる主催公演ですが、今回は琵琶にスポットを当てて展開なさるとのこと。
楽琵琶の中村かほるさん、平家琵琶の田中奈央一さん、薩摩琵琶の川嶋信子さん、筑前琵琶の鶴山旭祥さんのトークと演奏による各琵琶の代表曲聴き比べの後、気鋭の作曲家・高橋久美子さんの琵琶五重奏による新作も披露されるそうです。
まったく先入観のない方が初めて琵琶の生音を浴びた時の衝撃…そんなことを思いつつ、琵琶を少しでも聴いていただける機会をつくって行けたらと常々思っています。一音で場の空気を変えるだけでなく、語られる言葉の切っ先は、鋭くも潔くも日本という風土で培われたアイデンティティを体感せしめます。だからこそ、今この時代にこそ琵琶の演奏を浴びる機会は有意義と考えています。
久保田晶子さんからは、この公演が5月に行われた『神楽坂まち舞台・大江戸めぐり2022』で企画された「芸能道しるべ／比べて納得！琵琶の世界」がきっかけになったと伺いました。私たちからのお声がけを、このような形で進化や展開に繋げていただけることはこの上ない喜びです。
公演の成功と大盛況を心より応援申し上げたく、このblogに綴る次第です。
