「語ってみよう!義太夫節!」令和2年度文化芸術による子供育成総合事業

文化庁主催「文化芸術による子供育成総合事業(巡回公演事業)」にて

熊本県立玉名高等学校附属中学校で「語ってみよう!義太夫節!」の公演を実施しました。

学校、出演者、スタッフが連携し、念入りな打ち合わせを重ね、そしてリハーサルを経て行われた公演は無事終了することができました。

子どもたちには馴染みの薄いはずの義太夫節ではありましたが、出演者による司会進行と演奏には、大きな反響をいただきました。特に全員での体験コーナーでは感染防止対策を講じつつ、生徒たちには「口上」で参加してもらいました。出演者と生徒たちが、お互いに反応に反応を重ね合うような熱い空間を目の当たりにすることができました。

休憩時間にも、太夫が使う豪華な「見台」に興味を持った生徒たちが舞台前に集まり、出演者に様々な質問を投げかけていました。 義太夫三味線を手に取って弾かせてもらっている生徒もおり、出演者も生徒も休憩時間を忘れて交流を深めていました。

コロナ禍の中、さまざまな感染防止対策を講じながらの学校公演でしたが、ご担当の先生には細部に至るまでご尽力いただいたお陰様で、滞りなく準備を進めることができました。

公演の実現に向けて絶えず連携してくださった熊本県立玉名高等学校附属中学校の皆さんに改めて感謝いたします。