小金井 宮地楽器ホール『伝統芸能NEO』関連講座「もっと知りたい!日本の伝統芸能」

6月11日(金)に小金井 宮地楽器ホール(小金井市民交流センター)にて、
6月26日(土)と7月11日(日)に開催される本公演『伝統芸能NEO』における関連講座「もっと知りたい!日本の伝統芸能」が実施されました。

午前は、7月11日「伝統芸能NEO~躍動する日本舞踊~」に出演する、日本舞踊家集団・弧の会の代表 市山松扇さんを講師に「~古典と美の魅力・日本舞踊編~」を、午後には、6月26日「伝統芸能NEO~覚醒する邦楽の未来~」に出演する尺八奏者 小湊昭尚さんを講師に「~和楽器の歴史と魅力・尺八編~」を行いました。どちらも古典空間の小野木が進行役を務める形で展開しました。当日は30℃近い真夏日でしたが、どちらの講座も多くの方々がご参加くださり、席と席の間に距離をとるなどのさまざまな感染対策をしながらの実施でした。

日本舞踊編では、日本舞踊の歴史や成り立ち、歌舞伎との関係性、流派についてなどのお話を伺った後、松扇さん指導のもと、日本舞踊の基本的な動きと立ち居振る舞いについて、楽しく体験していただきました。受講された皆さまからは、「コロナ禍による運動不足解消になった」との声も聞かれました。

尺八編では、日本の伝統楽器・尺八における、知っているようで知らない歴史や構造、奏法などのお話を、小湊さんが持参くださったさまざまな楽器と共にご紹介くださいました。唐時代の中国から伝わったとされる古代尺八のレプリカや、最近話題のメタル尺八など、1000年以上前から存在し、今なお進化を続ける尺八の魅力が伝わる内容でした。多くの受講者の皆さまが熱心にメモを取りながら聞く姿がとても印象的でした。

今週末の6月26日(土)には、小湊さんが出演する「伝統芸能NEO~覚醒する邦楽の未来~」が、

7月11日(日)には、弧の会が出演する「伝統芸能NEO~躍動する日本舞踊~」が行われます。

(久保 記)