名取市文化会館 公文協支援員

(公社)全国公立文化施設協会・支援員として、名取市文化会館に伺いました。「企画立案の方向性」を主テーマとした研修依頼でした。

避けることのできないコロナ禍の中、地域に向けてどのような事業展開が望ましいのか…私からの“一方通行”になることを避け、今後の公共施設の在り方を模索する若いスタッフの皆さんと管理職のお立場の方々が、忌憚なく意見交換が可能な雰囲気づくりを心がけて進行しました。

時間空間を共有する日常があり、さらに組織がコンパクトである場合、課題の大小に関わらず、踏み込んだコミュニケーションは難しくなりがちです。

現代社会において、民間ベースで伝統芸能ジャンルの普及・振興を図ることは既に困難であり、公共事業と確たるパートナーシップを組むことは不可欠です。全国各地の公共の劇場・音楽堂等と、地域に根ざした企画を立案して実践し続けることが現在進行形だからこそお伝えできることは何か?「正解」などありませんが、ジャンルを超えて「求められる企画立案」を共に考える良き機会となりました。

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