サラマンカホール「胡弓と箏」

1月26日(金)、サラマンカホール(岐阜県岐阜市)における「サラマンカ♭ふらっと 日本の古典」『胡弓と箏〜ゆらぎときらめき』が無事終了しました。

胡弓・木場大輔さんと、箏・日原暢子さんのお二人による、日本の擦る弦楽器と弾く弦楽器の競演…
木場さんが舞台下手より、「越中おわら節」を“流し”で演奏しつつ登場。続いて木場さんと日原さんで宮城道雄「春の海」と吉沢検校の古典「千鳥の曲」、日原さん二十五弦箏ソロにて伊福部昭「琵琶行」、再び二人で木場大輔編曲「郡上組曲 かわさき・ヤッチク・猫の子」、最後に木場さんの代表作とも言える「焔」…アンコールは「ミッション・インポッシブル」のテーマ…
胡弓と四弦胡弓、箏と二十五弦箏を駆使して繰り広げられる上品かつ情熱的な演奏。“ホールそのものが楽器”と称される素晴らしい音響のサラマンカホールに響き渡りました。
日原暢子さんは岐阜市出身、また木場さんが十年通い続けている「郡上おどり」とのご縁より作った「郡上組曲」の、まさにお膝元での演奏など、地域との関連性が色濃く、大きな反響を感じた演奏会でした。

写真提供:サラマンカホール