横浜文化プログラム参加第二弾

11月1日(日)、横浜文化ブログラム2020が、みなとみらい、クイーンズスクエア横浜1Fクイーンズサークルが行われました。古典空間からのアーティスト派遣は9月22日の<木立>に続き2度目となります。
日本舞踊家集団・弧の会と邦楽囃子方集団・若獅子会⋯共に流派を超えて目的を共有する舞踊家、演奏家の皆さんによるユニット同士の競演でした。
特設イベント会場に所作台が敷かれた本格ステージ。冒頭には、両ユニットの代表、市山松扇さんと福原百之助さんによる自己紹介、演目紹介があり、邦楽囃子と日本舞踊のレクチャー&デモンストレーションコーナーの後、「若獅子」が上演されました。
普段馴染みのない方々、初めてナマの伝統芸能に触れる方々に向けて、両メンパーによる“楽しく、わかり易く”を心がけたトークで終始展開されました。若獅子会の代表曲に共感した弧の会が、「三番叟」を基に振付を施した「若獅子」⋯五穀豊穣、子孫繁栄、そして災疫退散などの意味合いを持つ演目です。まさに世情に即した演目であり、そのスピード感、迫力満点の踊りと演奏に、通りがかりの方多くが足を止めて楽しんでいらっしゃいました。鑑賞エリアに入る方々には、検温とアルコールによる消毒など感染症防止対策もとられた上での実施⋯こうした不特定多数の方々対象のイベントに関しては、まだまだ試行錯誤が続くことでしょう。ただ、状況が許される限り、少しでも実施しなければいわゆる“正解”には近づけません。今回の参加も今後に向けた良き蓄積になればと願っています。