9月28日（火）、文化庁・令和3年度文化芸術による子供育成総合事業（巡回公演事業）「打てや、囃せや、邦楽囃子！」が、仙台市立幸町小学校にて行われました。
新型コロナウイルスの感染症対策のため、子どもたちを一堂に会しての実施というがなかなか難しい状況において、”なるべく多くの子どもたちに見てほしい”という学校側の熱い思いから、
今回は密にならないよう2～3年生が参加する1回目と、５～６年生が参加する2回目に分けて公演を実施しました。その結果、総勢180数名の子どもたちが本公演を観賞できました。
1回目に参加した低学年の子どもたちは、初めて体感する邦楽囃子にとても興味津々な様子で、最初から最後までほとんどの子が舞台に目を向けている姿が印象的でした。
また、楽器紹介では多くの子どもたちが正しい名称を覚えており、事前学習に頑張って取り組んでいたことがとても伝わってきました。公演後には、子どもたちより心のこもった感想文もいただき、本当に楽しんでくれていたことを実感しました。
2回目には、夏休み前の事前ワークショップへ参加した６年生の代表10名による今年初めての発表演奏が行われました。今回は、感染症対策によりなかなか機会の得られなかった肩衣(衣装)も着用でき、子どもたちにとって普段絶対に体験できない、良い経験になったのではないでしょうか。会場からは、一生懸命に練習し成果を披露してくれた子どもたちへ、大きな拍手が贈られました。
最後に、このような厳しい条件のなか公演実現に向けて熱意をもってご尽力くださったご担当の先生に改めて感謝いたします。
（久保記）
