第五回 江戸まち たいとう芸楽祭 「伝統話芸と邦楽でつづる お江戸将軍さま列伝」…無事終了

「伝統話芸と邦楽でつづる お江戸将軍さま列伝」、盛況裡に無事終了しました。

・台東区の文化事業として五回目となる、「江戸まち たいとう芸楽祭」の趣旨に沿った公演であること。
・会場の浅草公会堂(1074人)の規模に相応しい内容であること。
・台東区、特に芸能の拠点として栄えてきた浅草に何らかの関係のある芸能ジャンル、また出演者の方々を中心に構成すること。
・台東区の歴史、文化を、伝統芸能を通してお伝えし、地域アイデンティティの醸成に資する内容であること。
・伝統芸能が持つ先入観を払拭し、世代を超えて楽しく、面白く、カッコよく感じていただける、伝統芸能による“エンターテインメント”となっていること。
・話題性に溢れ、集客にもつながる発信力を有していること。

などを旨に、立案した企画公演でした。

伝統の本質を踏まえた上で、上記条件を満たす公演を実現することは、現代においては困難を極めますが、「地域を掘れば、歴史的、文化的事象が泉の如く湧いてくる」ことを信じ、「これら地域の宝物を如何に面白く味付けするかが腕の見せ処」を自らに課して、今回も日々頭を抱えつつ準備を重ねました。

ご出演の玉川奈々福さん、神田松鯉先生、春風亭一朝師匠、東音福田眞規さん、そして司会・漫才の母心さんほかご出演の皆さまや、舞台監督・美術の滝善光さん、明治座舞台株式会社の皆さま、そしてアドバイザーとして尽力下さった守田梢路さんほか、多くの皆さまが、上記企画意図にご共感下さり、数々のお力添えをくださいました。
終演後も、皆さまからこの公演の意義ほか様々なお言葉をいただいています。
改めて感謝の一言です。

今回の公演は、「伝統芸能の普及にとって地域性と深く連関させた展開こそ、現代との接点づくりにおける有効な方法論」であることを実践する貴重な機会でもありました。
少しでも台東区の皆さまのお役に立つことを願うと共に、こうした機会をいただけた江戸まちたいとう芸楽祭実行委員会の皆さまに謝意を表する次第です。

プロローグ

フィナーレ

東音福田眞規連中、望月美沙輔連中のみなさん

公演プログラム(表面)

公演プログラム(中面)

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